家づくりの秘訣

「建売住宅」と「売り建て住宅」

「建売住宅」と「売り建て住宅(想造邸宅)」のそれぞれのメリットを探る!
 


「建売住宅」の購入メリット


 
部屋の回遊性が確認出来る(鷹の台1期)部屋の回遊性が確認出来る(鷹の台1期)
 
「建売住宅」とは、土地と建物をセットで購入できる新築分譲住宅のこと。一戸建てを検討していく中で、馴染み深い方も多いはず。特徴としては、間取りや住宅設備、仕様が予め決まっているので、明示されている販売価格以上に追加金額がかかることは殆どない。仮に同じ住宅を注文住宅で建てた場合よりも割安(材料の仕入れ金額の差等)になるので、コスト面でのメリットがあると言える。また、注文住宅と違い、土地と建物を一括で購入できるので、面倒な契約など手間暇をかけずマイホームを手に入れる事が可能。さらに完成していれば実物を確認出来る利点もある。「実際の建物を見て選びたい」方にとってはオススメだ。部屋の回遊性や家事動線など、実物を確認出来るので、入居後のギャップは最小限で済むと言える。また、更地だと分からない完成後の街並みも確認でき、すぐに入居も可能。ただし、あくまで完成した住宅を購入するので、自由度は期待できないデメリットも。
 

システムキッチンの装備や使い勝手なども確認(保谷9期)
システムキッチンの装備や使い勝手なども確認(保谷9期)


お隣からの視線や距離なども確認(大泉学園112期)
お隣からの視線や距離なども確認(大泉学園112期)


「売り建て住宅(想造邸宅)」の購入メリット


 
間取りや住宅設備などを大きく変更し自分たちの居住空間を実現(小平市)間取りや住宅設備などを大きく変更し自分たちの居住空間を実現(小平市)
 
「売り建て住宅」とは建売住宅と注文住宅の中間のスタイルで、兼六の「想造邸宅」がこれにあたる。従来の建売住宅であれば、間取りや住宅設備など変更することは出来ないが、売り建てスタイルの場合は可能。間取り、住宅設備、外観、内装、外構に至るまで自分たちのこだわりを表現できる。(現場により対応不可の場合有り)建売住宅同様、間取り、住宅設備、仕様など標準プランを設けているので販売価格が明示されている。その中で自分達がこだわりたい部分の追加見積もりを取って、標準プランと相殺出来る仕組みだ。流れとしては、設計担当と間取りや住宅設備を決め、その後カラーコーディネーターと外観(屋根や外壁)や内装(建具や床材、クロスなど)を決めていく。その後着工となり、約4か月を経て完成となる。注文住宅を断念された方や、建売住宅では満足出来ない方にはオススメと言える。ただし、1から練り上げて行くので、根気が必要と言えそう。
 

標準プランの外壁材から大きく変更し個性的な外観へ(東久留米市)
標準プランの外壁材から大きく変更し個性的な外観へ(東久留米市)


庭のウッドデッキを囲むように石調のオシャレな外構(世田谷区)
庭のウッドデッキを囲むように石調のオシャレな外構(世田谷区)